2011年に選定した文化財保護活動への助成
「被災地特別枠」など総額4780万円を助成
朝日新聞文化財団は、2012年度以降に実施する文化財保護助成の対象事業として「国宝・琉球国王尚家関係資料保存修復事業」(那覇市歴史博物館)など21件(助成額・計4780万円)を決めました。
56事業の助成申し込みの中から選んだもので、東日本大震災の被災地からの申請については特別枠を新設し、福島県相馬市の「相馬宇多郷の神楽用具整備事業」など10件・計1000万円を助成することにしました。
(丸かっこ内は対象文化財か申請者の所在地です)
- 木造宝生如来坐像保存修理事業(大阪・観心寺)
- アンコール遺跡群西トップ遺跡の南祠堂・北祠堂調査修復事業(奈良文化財研究所)
- 大阪府野中古墳出土甲冑の保存修復(大阪大)
- 国宝・琉球国王尚家関係資料保存修復事業(那覇市歴史博物館)
- 石造物復元製作事業(奈良・明日香村)
- 前の山古墳出土盾持人物埴輪修復事業(埼玉・本庄市)
- 中村家墓所修復整備事業(徳島・桂林寺)
- 「明月記」保存・継承のための調査・翻刻事業(冷泉家時雨亭文庫)
- 適塾の展示・史料保全環境の総合的整備事業(大阪大)
- 国宝・病草子保存修理事業(京都国立博物館)
- 南禅寺天授庵・長谷川等伯筆障壁画空間の復原事業(東京芸大)
被災地特別枠
- 大浦虎舞復興事業
- 永浜鹿踊再興事業
- 笹崎鹿踊復活事業(以上、岩手)
- 三浦館修復事業(秋田)
- 田代島獅子舞保存事業
- 渡波獅子風流保存会・衣装用具整備補修事業
- 富山観音堂・仁王門保存修理事業(以上、宮城)
- 相馬宇多郷の神楽用具整備事業
- 福田十二神楽の篠笛・衣装購入事業
- 宇佐神社本殿等改修事業(以上、福島)